勤怠管理システムとは:タイムカードと表計算から移る理由

勤怠管理システムは、従業員の出勤・退勤の打刻から、労働時間と残業時間の集計までを自動で行うシステムです。いま主流なのは、月額料金でブラウザやスマートフォンから使うクラウド型です。この記事で比べる5サービスも、すべてクラウド型です。

紙のタイムカードや表計算ソフトで管理している会社が移る理由は、主に次の3つです。

  • 月末の集計と、給与ソフトへの転記の手間をなくせる
  • 残業時間が上限に近づいた従業員を、月の途中で把握できる
  • 有給休暇の残日数や申請を、紙を回さずに管理できる

労働時間は客観的な記録で把握するのが原則

会社は、従業員の労働日ごとの始業・終業時刻を確認して記録する必要があります。厚生労働省のガイドラインは、その原則的な方法を2つ示しています。使用者が自ら現認する方法と、タイムカード・ICカード・パソコンの使用時間の記録などの客観的な記録をもとに確認する方法です。

従業員が自分で時刻を書き込む自己申告制は、この2つによれない場合の例外という位置づけです。自己申告にする場合は、実際の労働時間と合っているかを必要に応じて調べ、ずれていれば補正することが求められています。

2019年4月に施行された改正労働安全衛生法でも、事業者は「労働時間の状況」を把握しなければならなくなりました。方法は、タイムカードやパソコンの使用時間の記録などの客観的な方法その他の適切な方法と定められています。記録は3年間保存する必要があります。

出典:厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」/厚生労働省「確かめよう労働条件」労働時間の適正な把握方法について

表計算ソフトに後から手で時刻を入れる運用は、自己申告に近い形になります。打刻した時刻がそのまま記録に残る仕組みに変えることが、勤怠管理システムを入れるいちばんの意味です。

中小企業の選び方:比べるのは5つの点

従業員5〜50人の会社が勤怠管理システムを比べるときは、次の5点を見ます。

比べる点確認すること
総額1人あたりの単価だけでなく、最低利用料金と基本料金を含めた月額
課金の数え方登録している人数か、その月に使った人数か。退職者や休職者が含まれるか
打刻方法パソコン・スマホ・ICカード・チャットなど、現場で使える方法があるか
給与ソフト連携今の給与ソフトにCSVやAPIで渡せるか。給与計算まで同じ料金で使えるか
無料で使える範囲無料プランや無料期間で、人数とデータの期間にどんな制限があるか

中小企業でとくに差が出るのは、最初の2つです。

1人あたり月300円のサービスでも、最低利用料金が2,000円なら、5人で使うと1人あたり400円になります。逆に、基本料金に5人分が含まれているサービスでは、5人まで料金が変わりません。人数が少ない会社ほど、単価ではなく月額の合計で比べる必要があります。

課金の数え方は、パートやアルバイトの出入りが多い会社で効いてきます。月の途中で辞めた人や、休職中の人が課金の対象になるかは、サービスによって違います。

就業ルールの対応(シフト制・フレックスタイム制・変形労働時間制など)も大切です。ただし、どのサービスも主要な制度には対応していると案内しています。細かな違いは自社のルールで試さないと分からないため、無料期間で確かめます。

おすすめ5サービスの料金比較

中小企業向けの料金を公開している5サービスを比べました。料金はすべて税抜で、初期費用はどれも0円です。

サービス1人あたり月額最低料金・基本料金無料プラン無料で試せる期間
KING OF TIME300円なし(1名から)なし30日間
ジョブカン勤怠管理200〜500円(使う機能の数で変わる)最低利用料金2,000円あり(スタッフ表示10名まで)30日間
freee勤怠管理Plus300円(6人目から)基本料金1,500円(5名まで含む・月契約)なし無料で試せるが、公式ページに期間の記載なし
マネーフォワード クラウド勤怠300円(6人目から)ビジネスプラン6,480円(年払い・5名まで含む)なし1か月
ハーモス勤怠100円から(有料プラン)有料プランは最低利用料金3,000円あり(登録30名以下)有料プランを1か月

出典:KING OF TIME ご利用料金・FAQ/ジョブカン勤怠管理 プラン・料金/freee勤怠管理Plusの料金・freee勤怠管理Plusのプランについて/マネーフォワード クラウド勤怠 料金・プラン/ハーモス勤怠 料金プラン

2026年10月30日時点の公式ページの記載です。KING OF TIMEはFAQで「税別」、ほかの4サービスは料金ページかヘルプで「税抜」と明記しています。マネーフォワード クラウド勤怠は、2027年6月に料金体系の一部改定を予定していると案内しています。料金は改定されることがあるため、契約前に公式ページで確認してください。

結論

迷ったら、従業員30人以下で有給休暇の申請機能がいらないならハーモス勤怠の無料プランから始めます。給与計算まで1つにまとめたいなら、1人月300円で給与機能まで含むKING OF TIMEが候補です。打刻と集計だけを10人以上で使うなら、ジョブカン勤怠管理の出勤管理だけを選ぶと1人月200円で済みます。会計や給与もマネーフォワード クラウドでそろえるなら、マネーフォワード クラウド勤怠が同じ料金に含まれます。

KING OF TIME:1人300円で給与計算まで使える

KING OF TIMEは、1人あたり月300円(税別)のワンプライスです。最低利用人数はなく、1名から使えます。この料金で、勤怠管理に加えて人事労務・給与計算・データ分析の機能も追加料金なしで使えます。電子契約だけは有料のオプションです。

月額は「利用した人数×300円」と案内されています。パソコンやスマートフォンでの打刻は、期間・人数を問わず無料です。ICカードや生体認証などの打刻機器を使う場合は、機器の購入費が別にかかります。

ジョブカン勤怠管理:使う機能だけ選んで単価を下げる

ジョブカン勤怠管理は、出勤管理・シフト管理・休暇・申請管理・工数管理の4つの機能から、使うものを選ぶ料金です。1機能なら1人月200円で、1機能足すごとに100円上がり、4機能すべてで500円です(税抜)。工数管理だけを単独で使うことはできません。

月額の最低利用料金は2,000円です。出勤管理だけなら、10人までは2,000円で変わりません。請求の対象は、毎月の登録ユーザー数です。公式トップでは、ICカードやGPSなどの打刻方法と、ジョブカン給与計算との連携を案内しています。

freee勤怠管理Plus:5人までは基本料金1,500円

freee勤怠管理Plusは、基本料金と追加従業員料金の合計で決まります。月契約の基本料金は1,500円で、従業員5名分が含まれます。6人目からは1人につき月300円が加わります(税抜)。年契約なら基本料金が年15,000円、追加は1人年3,000円です。

課金の対象は、その月にシステムに登録されていた従業員です。休職中の人や、月内に一度も打刻していない人も対象になると、ヘルプで説明しています。打刻はパソコン・スマホ・共有端末・ICカード・生体認証のほか、LINE WORKSにも対応しています。

マネーフォワード クラウド勤怠:会計や給与も同じ料金に入る

マネーフォワード クラウド勤怠は、単体の料金ではなく、マネーフォワード クラウドのプランで契約します。従業員50名以下の目安のプランは次の3つで、年払いのほうが月払いより安くなります(税抜)。

プラン年払い(月あたり)月払い含まれる人数
ひとり法人2,480円3,980円1名
スモールビジネス4,480円5,980円3名
ビジネス6,480円7,980円5名(6名以上は1名300円)

出典:マネーフォワード クラウド勤怠 料金・プラン

基本料金には、勤怠のほか会計・請求書・給与などのサービスも含まれます。勤怠だけを使うと割高に見えますが、会計ソフトもマネーフォワード クラウドに移す会社なら、まとめて払う形になります。従業員51名以上は別の料金体系で、見積もりの案内です。

打刻はパソコン・iPadなどの共有端末・スマホ(GPSで位置情報を取得)に対応しています。ICカードで打刻する場合は、カードリーダーのPaSoRiが1台3,250円、専用のICカードが1枚350円です(税抜)。

ハーモス勤怠:30人以下なら無料プランで使える

ハーモス勤怠は、システムに登録する人数が30名以下なら無料プランを使えます。従業員が31名以上の会社でも、登録が30名以下なら無料プランの対象です。旧IEYASUの公式サイト(ieyasu.co)は、現在ハーモス勤怠のページに転送されます。

31名以上を登録する場合や、オプション機能を使う場合は有料プランです。基本機能が1人月100円で、有給休暇管理・届出申請の機能が1人月100円、シフト管理の機能が1人月50円加わります(税抜)。有料プランには、月額3,000円の最低利用料金があります。

打刻はパソコン・スマホのほか、ICカード・QRコード・指静脈認証・Slack・LINE・LINE WORKSに対応しています。

人数別の月額:5人・20人・50人で計算

5サービスの月額を、従業員5人・20人・50人で計算しました。初期費用はどれも0円なので、毎月の料金がそのまま費用です。

サービス・構成5人20人50人
KING OF TIME1,500円6,000円15,000円
ジョブカン勤怠管理
出勤管理のみ
2,000円4,000円10,000円
ジョブカン勤怠管理
出勤管理+休暇・申請管理
2,000円6,000円15,000円
freee勤怠管理Plus
月契約
1,500円6,000円15,000円
マネーフォワード クラウド勤怠
ビジネス(年払い)
6,480円10,980円19,980円
ハーモス勤怠
基本機能のみ
0円(無料プラン)0円(無料プラン)5,000円
ハーモス勤怠
有料+有給休暇管理・届出申請
3,000円4,000円10,000円

金額は税抜の月額です。計算の条件は次のとおりです。

  • KING OF TIME:300円×人数
  • ジョブカン勤怠管理:1機能200円、2機能300円×人数。2,000円に満たない場合は2,000円
  • freee勤怠管理Plus:基本料金1,500円(5名まで)に、6人目から1人300円を足した
  • マネーフォワード クラウド勤怠:ビジネスプランの年払い6,480円(5名まで)に、6人目から1人300円を足した。勤怠以外のサービスの従量課金は含めていない
  • ハーモス勤怠:30名以下は無料プラン。有料プランは基本機能100円、有給休暇管理・届出申請を足すと200円×人数で、3,000円に満たない場合は3,000円
勤怠管理システム5サービスの人数別の月額税抜の月額。KING OF TIMEは5人1,500円、20人6,000円、50人15,000円。ジョブカン勤怠管理の出勤管理のみは5人2,000円、20人4,000円、50人10,000円。freee勤怠管理Plusの月契約は5人1,500円、20人6,000円、50人15,000円。マネーフォワード クラウド勤怠のビジネスプラン年払いは5人6,480円、20人10,980円、50人19,980円。ハーモス勤怠は5人と20人は無料プランで0円、50人は有料プランの基本機能で5,000円。従業員数ごとの月額(税抜)棒は上から5人・20人・50人KING OF TIME5人1,500円20人6,000円50人15,000円ジョブカン(出勤管理のみ)5人2,000円20人4,000円50人10,000円freee勤怠管理Plus(月契約)5人1,500円20人6,000円50人15,000円マネーフォワード(年払い)5人6,480円20人10,980円50人19,980円ハーモス勤怠5人0円(無料プラン)20人0円(無料プラン)50人5,000円マネーフォワードは会計・給与などのサービスを含む料金

5人なら単価より最低料金で決まる

5人では、1人あたりの単価がいちばん安いジョブカン勤怠管理の出勤管理のみ(200円)が2,000円になります。最低利用料金の2,000円に届かないためです。1人あたりに直すと400円で、KING OF TIMEとfreee勤怠管理Plusの300円より高くなります。

ジョブカン勤怠管理の出勤管理のみは、10人で200円×10人=2,000円となり、最低利用料金と同じ額になります。10人を超えるあたりから、単価の安さが月額に表れます。

マネーフォワード クラウド勤怠のビジネスプランは、5人で6,480円です。1人あたりでは1,296円になりますが、会計や給与のサービスも含めた料金です。勤怠だけで比べる場合は、この点を差し引いて考えます。

20人・50人なら機能の組み合わせで差が出る

20人では、ハーモス勤怠の無料プランの0円から、マネーフォワード クラウド勤怠の10,980円まで開きます。50人では5,000円から19,980円です。

KING OF TIME・ジョブカン勤怠管理の2機能・freee勤怠管理Plusの月契約は、20人で6,000円、50人で15,000円とそろいます。この3つは月額では差がつかないので、打刻方法や給与ソフト連携で選びます。

有給休暇の申請までシステムで行う場合、ジョブカン勤怠管理は休暇・申請管理を足して1人300円になります。ハーモス勤怠も有給休暇管理・届出申請のオプションを足すと、1人200円の有料プランです。50人なら10,000円になります。

課金される人数の数え方も確認する

同じ単価でも、誰を何人と数えるかで請求額は変わります。公式ページとヘルプの記載は次のとおりです。

サービス課金の対象
KING OF TIME利用した人数
ジョブカン勤怠管理毎月の登録ユーザー数
freee勤怠管理Plusその月に登録されていた従業員。休職中の人と月内に退職した人のほか、打刻していない人やテストで登録した人も対象
マネーフォワード クラウド勤怠その月に登録されている在籍中の従業員数
ハーモス勤怠システムへの登録人数(30名以下なら無料プラン)

出典:KING OF TIME FAQ/ジョブカン勤怠管理 プラン・料金/freee勤怠管理Plusのプランについて/マネーフォワード クラウド勤怠 料金・プラン/ハーモス勤怠 料金プラン

繁忙期だけ短期のアルバイトを入れる会社では、登録数で数えるサービスだと、辞めた人の登録を整理しないと請求が残ります。退職の処理をいつ、誰がするかを決めておくと、余計な請求を防げます。

ネットショップの発送のように、作業量に合わせてパートの人数を増やす事業では、月ごとの人数の動きを見込んでおくと見積もりがずれません。

無料で使える勤怠管理システムと、その制限

無料で使い続けられるプランがあるのは、5サービスのうちジョブカン勤怠管理とハーモス勤怠の2つです。どちらも、無料のまま使える範囲に制限があります。

サービス人数データの期間使えない主な機能
ジョブカン勤怠管理
無料プラン
スタッフの表示は10名まで閲覧・編集・ダウンロードは過去30日分まで他サービスとのAPI連携、出勤簿などのダウンロード、チャットでの問い合わせ
ハーモス勤怠
無料プラン
登録30名以下データの保存期間は1年有給休暇管理・届出申請などのオプション機能。CSV出力は1時間に1度で、バナー広告が出る

出典:ジョブカン勤怠管理ヘルプ「無料プランの制限について」/ハーモス勤怠 料金プラン

ジョブカン勤怠管理の無料プランは給与ソフトに渡しにくい

ジョブカン勤怠管理は、30日間の無料トライアルのあと、有料プランを申し込まなければ自動で無料プランに移ります。無料プランでは、スタッフが10名までしか表示されません。11人目以降のデータは消えずに保存され、有料プランに変えると再び表示されます。

注意したいのは、勤怠データを見られるのが過去30日分までという点と、API連携が使えない点です。ジョブカン給与計算を有料で使っていても、勤怠管理が無料プランならAPI連携は使えないとヘルプに書かれています。出勤簿のダウンロードもできません。給与計算に勤怠データを渡す運用には、無料プランは向きません。

ハーモス勤怠の無料プランは有給の申請が対象外

ハーモス勤怠の無料プランは、打刻・日次の勤怠承認・CSVの入出力・残業のレポート・休暇管理などの基本機能を使えます。人数も30名までと広く、10人前後の会社なら無料のまま運用できます。

一方で、データの保存期間は1年です。改正労働安全衛生法で求められる労働時間の状況の記録は3年間の保存が必要なので、1年を過ぎる前にCSVで出力して保管する運用が要ります。CSVの出力は1時間に1度までです。

有給休暇管理と届出申請はオプション機能のため、無料プランでは使えません。有給の申請をシステムで受けたい場合は、1名から有料プランを使えます。最低利用料金の3,000円がかかるので、15人以下ならどの人数でも月3,000円です。

給与ソフトとの連携で選ぶ

勤怠管理システムを入れても、集計した時間を給与ソフトに手で打ち直していては、手間が半分しか減りません。5サービスの連携の方法は次のとおりです。

サービス給与計算との連携主な打刻方法
KING OF TIME同じ料金で給与計算機能を使える。CSVでほぼすべての給与ソフトに、マネーフォワードや人事労務freeeの一部とはAPIで連携パソコン・スマホ(位置情報)・ICカード・指紋・指静脈・顔認証・チャット連携など
ジョブカン勤怠管理ジョブカン給与計算と連携。無料プランではAPI連携は不可ICカード・GPSなど
freee勤怠管理Plusfreee人事労務とAPIで連携。集計データはCSV・Excel・PDFで出力でき、項目の並び替えもできるパソコン・スマホ・共有端末・ICカード・生体認証・LINE WORKS
マネーフォワード クラウド勤怠クラウド給与が同じプランに含まれるパソコン・共有端末・スマホ(GPS)・ICカード
ハーモス勤怠CSVの入出力で給与ソフトと連携。ハーモス給与とも連携パソコン・スマホ・ICカード・QRコード・指静脈・Slack・LINE・LINE WORKS

出典:KING OF TIME FAQ・ご利用料金/ジョブカン勤怠管理・無料プランの制限について/freee勤怠管理Plus 機能一覧/マネーフォワード クラウド勤怠 料金・プラン/ハーモス勤怠

選び方は、今の給与ソフトを変えるかどうかで分かれます。

  • 給与ソフトを今のまま使う:CSVで出力できれば、どのサービスでも渡せます。出力する項目と並び順を、今の給与ソフトの取り込み形式に合わせられるかを無料期間で試します
  • 給与ソフトも一緒に入れ替える:KING OF TIMEなら、1人300円のまま給与計算まで使えます。マネーフォワード クラウドで会計もそろえるなら、クラウド給与が同じプランに入っています
  • freeeやマネーフォワードの給与をすでに使っている:同じ会社の勤怠を選ぶと、API連携で転記がなくなります

マネーフォワード クラウドのビジネスプランでは、勤怠と給与の両方で6人目から1人300円の従量課金がかかります。料金ページの例では、10人で給与・会計と併用して月9,480円(年払い・税抜)です。

勤怠のほかに経費精算もシステム化するなら、勤怠と同じように人数ごとの月額を計算してから比べます。

導入の手順:無料期間で確かめること

どのサービスも、契約前に無料で試せます。KING OF TIMEとジョブカン勤怠管理は30日間、マネーフォワード クラウド勤怠は1か月です。KING OF TIMEは、無料体験中も人数や機能の制限はないと案内しています。

中小企業が勤怠管理システムを選ぶ順番最初に、給与計算もまとめて入れ替えたいかを見る。入れ替えたいなら、会計もマネーフォワード クラウドにそろえる場合はマネーフォワード クラウド勤怠、そうでなければKING OF TIME。入れ替えない場合は、登録が30人以下で有給の申請機能が不要かを見る。はいならハーモス勤怠の無料プラン。いいえなら、打刻と集計だけで10人以上ならジョブカン勤怠管理の出勤管理のみ、freee人事労務を使っているならfreee勤怠管理Plus。給与計算のソフトも一緒に入れ替えたい?はい会計もMFにそろえるMF クラウド勤怠それ以外KING OF TIMEいいえ登録30人以下で有給の申請機能はいらない?はいいいえハーモス勤怠無料プラン打刻と集計だけ・10人以上ジョブカン 出勤管理(有給も使うなら2機能)freee人事労務で給与計算しているならfreee勤怠管理Plus

候補を2つに絞ったら、無料期間のうちに次の順で確かめます。

  1. 就業ルールを設定する

    所定労働時間・休憩・残業の扱い・シフトや変形労働時間制など、今の就業規則のとおりに設定できるかを見ます。

  2. 実際の従業員に打刻してもらう

    事務所のパソコン・現場のスマホ・共有端末など、使う予定の方法で数人に1〜2週間打刻してもらいます。打刻漏れの修正の申請と承認も試します。

  3. 月末の締めを1回通す

    集計した労働時間と残業時間を、今の方法で計算した結果と比べます。ずれがあれば、設定か運用のどちらを直すかを決めます。

  4. 給与ソフトに取り込む

    CSVやAPIで給与ソフトに渡し、手で直す項目が残らないかを確かめます。

ジョブカン勤怠管理は、30日間の無料トライアルが終わると自動で無料プランに移ります。無料プランでは11人目以降が表示されなくなるため、試した人数が10人を超えるなら、期限の前に有料プランに切り替えるかを決めておきます。マネーフォワード クラウドは、無料期間のあとに有料プランへ自動では移らないと案内しています。

まとめ

勤怠管理システムを選ぶときに確認すること

  • 単価ではなく、最低利用料金と基本料金を含めた月額で比べたか
  • 課金の対象が登録人数か利用人数か。退職者と休職者の扱いはどうか
  • 無料プランなら、人数の上限とデータの期間、使えない機能を確認したか
  • 労働時間の状況の記録を3年間残せる運用になっているか
  • 今の給与ソフトにCSVかAPIで渡せるか。給与ソフトも入れ替えるか
  • 現場で使う打刻方法を、無料期間に実際の従業員で試したか

従業員5〜50人の会社なら、勤怠管理システムの費用は月数千円から2万円ほどに収まります。差を生むのは単価よりも、最低料金と、有給の申請や給与計算をどこまで同じサービスでまとめるかです。自社の人数と使いたい機能を決めてから、この記事の人数別の表に当てはめて比べてください。