新しく選べるプランは4つ
Shopifyでネットショップを作るときに選べるプランは、Basic・Grow・Advanced・Plusの4つです。下から順に月額が上がり、そのぶん決済手数料が下がって、使える機能が増えます。
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) | 料金ページでの位置づけ |
|---|---|---|---|
| Shopify Basic | 3,650円 | 4,850円 | 個人事業主に最適 |
| Shopify Grow | 10,100円 | 13,500円 | 小規模チームに最適 |
| Shopify Advanced | 44,000円 | 58,500円 | グローバル展開に |
| Shopify Plus | 368,000円から | 複雑なビジネス向け | |
どのプランも初期費用はかかりません。商品数にも上限がなく、Basicでも商品を無制限に登録できます。
月額が安かったStarterプランは、新規ストアでは申し込めなくなりました。公式ヘルプには、すでにStarterプランを使っているストアも、別のプランに変えるとStarterプランに戻せないと書かれています。ストアを準備する期間向けだったPause and Buildプランも、新規の申し込みを受け付けていません。今から始める場合、いちばん安いのはBasicです。
料金ページには、このほかにAIチャネルでの販売向けの「Agentic」(月額0円)と、実店舗向けの追加機能「POS Pro」(1ロケーションにつき月13,000円)が載っています。この記事では、自社のオンラインストアを開くための4つのプランを比べます。
出典:Shopify(Starterプラン)/Shopify(料金プランに関するよくある質問)
この記事の金額と機能は、2026年11月6日時点の公式ページの記載です。料金体系は改定されることがあるため、契約前に公式ページで確認してください。
プランごとに変わる機能
4つのプランの違いは、大きく分けて5つです。ストアのデザインやチェックアウト、レポート、海外販売のツールなど、ネットショップの基本機能はBasicから使えます。
| プラン | スタッフアカウント | 国内カードの決済手数料 | 外部サービス取引手数料 | 配送業者のリアルタイム配送料 | サポート |
|---|---|---|---|---|---|
| Shopify Basic | 追加できない | 3.55% | 2% | 使えない | ライブチャット |
| Shopify Grow | 5件まで | 3.4% | 1% | 公式の記載が分かれる | ライブチャット |
| Shopify Advanced | 15件まで | 3.25% | 0.6% | 使える | 強化されたライブチャット |
| Shopify Plus | 無制限 | 2.9% | 0.2% | 使える | 優先サポート |
出典:Shopify(料金プラン)/Shopify(Basicプラン)/Shopify(Advancedプラン)
1つ目はスタッフアカウントの数です。Basicではスタッフを追加できず、管理画面に入れるのはストアオーナーの1人だけです。2人以上で運営するなら、Growが下限になります。
2つ目と3つ目は手数料です。上のプランほど決済手数料と外部サービス取引手数料が下がります。手数料の差で上のプランが得になるかどうかは、売上の規模と外部決済の割合で決まります。計算は手数料の記事でまとめています。
関連記事Shopifyの手数料はいくら|プラン別の実額と上位プランの目安
4つ目は配送料の計算方法です。配送業者と連携して、注文のたびに最新の配送料を出す機能は、料金ページではAdvancedの機能として載っています。Basicの公式ヘルプには、この機能はBasicでは使えず、Grow以上へのアップグレードが必要と書かれています。Growで使えるかは公式の記載が分かれているため、この機能のためにGrowを選ぶなら、契約前にサポートで確認してください。確実に使えるのはAdvanced以上です。地域や重さごとに自分で決めた送料を設定する方法は、どのプランでも使えます。
5つ目はサポートです。どのプランでも日本語の24時間サポートを受けられます。Advancedは強化されたチャットサポート、Plusは優先サポートになります。
Advancedには、このほかに海外の地域(マーケット)ごとにテーマやチェックアウトを変えられる機能があります。在庫を置く拠点の数はBasic・Grow・Advancedが10か所まで、Plusが200か所までです。卸売向けのB2B機能は、Basicから使えます。ただし取引先ごとの価格表にあたるカタログはAdvancedまで3つが上限で、無制限になるのはPlusだけです。
制作会社に作業を頼むだけなら、Basicのままで足ります
Shopifyパートナーやフリーランスに管理画面での作業を頼むときは、コラボレーターアカウントを使います。公式ヘルプでは、コラボレーターアカウントはスタッフの上限に数えず、Basicでも追加できます。社内のスタッフが管理画面に入る必要がなければ、Growに上げる理由にはなりません。
出典:Shopify(各料金プランの最大ユーザー数)
迷ったときは、3つの質問の順に決める
プランは、次の3つの質問に順に答えると決まります。料率の差は小さいため、手数料から考え始めると判断がぶれます。先に決めるのは、人数と配送料の計算方法です。
管理画面に入る人は2人以上か
2人以上ならGrow以上です。Basicではスタッフアカウントを追加できません。スタッフアカウントが6件以上必要なら、Advanced(15件まで)です。
配送業者のリアルタイム配送料や、海外の地域ごとの調整が必要か
必要ならAdvancedです。送料を地域や重さごとに自分で決めるなら、どのプランでも設定できます。
外部決済の割合が高いか
ここまでBasicのままなら、最後に手数料を見ます。後払いやコンビニ払いを別の決済サービスで受ける割合が高いと、Growの月額を手数料の差で取り戻せることがあります。すべてShopifyペイメントで受けるなら、手数料だけでGrowが得になるのは、年払いで月商約430万円からです。
Shopifyの公式ヘルプも、アップグレードを考える目安として「外部サービス取引手数料の額が、今のプランと1つ上のプランの月額の差を上回ったとき」を挙げています。Basicなら、外部サービス取引手数料が年払いで月6,450円、月払いで月8,650円を超えたら、Growと比べる時期です。
ひとりで運営し、送料を自分で決めて設定するなら、Basicで始めてください。プランは後からいつでも上げられます。上げると新しい機能はすぐに使え、料金は日割りで調整されます。
年払いは、続ける月数で決める
Shopifyのプランは、月払いと年払いを選べます。年払いの月額は月払いより安く、Basicなら月1,200円、1年で14,400円の差です。
ただし年払いは、1年分の料金を最初に一括で払う仕組みです。月々の分割払いではありません。Basicなら43,800円、Growなら121,200円を前払いします。そして原則として返金されません。
そのため年払いが得かどうかは、ショップをあと何か月続けるかで決まります。途中でやめた場合を含めて、月払いと年払いの支払総額を比べました。
| プラン | 年払いの一括払い | 月払いで同じ額を超える月数 | 年払いが得になる条件 |
|---|---|---|---|
| Shopify Basic | 43,800円 | 10か月(48,500円) | 10か月以上続ける |
| Shopify Grow | 121,200円 | 9か月(121,500円) | 9か月以上続ける |
| Shopify Advanced | 528,000円 | 10か月(585,000円) | 10か月以上続ける |
Basicを月払いで9か月使うと43,650円で、年払いの43,800円より150円安く済みます。10か月目で48,500円になり、年払いを超えます。9か月以内にやめる可能性があるなら、月払いのほうが安いということです。
年払いから月払いへは、管理画面から変更を申し込めます。ただし切り替わるのは、年払いの1年が終わったときです。公式ヘルプには、年払いから月払いに変えると、年払いのプランに含まれる機能や特典を失うとも書かれています。
返金についても確認しておきます。公式ヘルプでは、年払いの請求は請求書の発行日から30日以内なら返金の審査を受け付けるとしています。ただし審査はケースごとで、返金は保証されていません。年払いは「最初の30日で取り消せる契約」ではないと考えてください。
BasicとGrowで年払いに変えると、配送業者の情報がリセットされます
公式ヘルプには、BasicまたはGrowで月払いから年払いに切り替えると、配送業者の情報がリセットされ、配送業者ごとに入力し直す必要があると書かれています。配送業者と連携した設定をしている場合は、切り替えたあとに確認してください。
出典:Shopify(請求サイクルと請求基準額)/Shopify(Shopifyプランの返金ポリシー)/Shopify(Shopifyの請求プラン変更の管理)
無料体験と、月額150円の3か月の使い方
Shopifyは、3日間の無料体験から始められます。料金ページによると、そのあとの3か月間は月額150円で使えます。3か月が過ぎると、選んだプランの標準の月額に切り替わります。
この合計3か月あまりの期間は、年払いにするかどうかを決めるための試用期間として使えます。公式ヘルプに書かれている、期間中の扱いは次のとおりです。
- 無料体験中にプランを上げても、無料体験の期間は変わらず、請求は無料体験が終わってから始まる
- 月額150円の期間中に別のプランに変えると、新しいプランはすぐに使え、150円の価格は元の期間の終わりまで続く
- 月額150円の期間中に年払いを選ぶと、年払いが始まるのは期間が終わってから。そこで1年分を一括で払う
- Plusなど、150円の対象にならないプランに変えると、その時点で通常の料金になる
- 無料体験も150円の期間も、延長やリセットはできない
出典:Shopify(無料体験でShopifyを試す)/Shopify(Shopifyの請求プラン変更の管理)
無料体験で作ったストアは、最初はプライベートモードか、チェックアウトが無効の状態です。商品を登録してテーマを整え、販売を始める準備ができたら有料プランを選びます。無料体験中に作った商品やデザインは、プランを選んでもそのまま残ります。
無料体験が終わるまでにプランを選ばないと、ストアは凍結されます。データは残っていて、プランを選べば販売を再開できます。続けないと決めた場合は、プランを選ばずに放置すれば請求は発生しません。プランを選んだあとにやめるときは、自分でストアを無効化する必要があります。
Basicを月払いのまま1年使うと、最初の3か月の450円と、残り9か月の43,650円で、合計44,100円です。150円の期間が終わる時点で、あと10か月以上続けると判断できれば、年払いに切り替えるほうが安くなります。
プランを変えると、請求はどう動くか
プランの変更は、管理画面からいつでもできます。上げるときと下げるときで、請求の扱いが逆になります。
| 変更 | 新しいプランが有効になる時期 | 請求 |
|---|---|---|
| 上のプランに変える | すぐに有効になる | 新しいプランの料金がすぐに請求される。変更日から日割りで計算し、前のプランの残りの日数分は差し引かれる |
| 下のプランに変える | 今の請求サイクルの終わり | 前払い済みのため、それまでは今のプランを使える。返金はなく、残りは今後の請求に使えるクレジットになる |
| 年払いから月払いに変える | 年払いの1年の終わり | それまでは年払いのまま |
出典:Shopify(Shopifyの請求プラン変更の管理)/Shopify(Shopifyプランの返金ポリシー)
上げる判断は気軽にできます。機能がすぐに使え、料金も日割りだからです。一方で下げる判断は、請求サイクルの終わりまで反映されません。上位プランを試すなら、月払いのまま試すほうが戻しやすくなります。
スタッフの数が多いプランから少ないプランに下げると、上限を超えたスタッフは一時停止されます。公式ヘルプによると、停止される順番は次のとおりです。
招待中で、まだ参加していないスタッフ
最近招待した人から順に停止されます。
参加済みのスタッフ
最後にログインしてからの期間が長い人から順に停止されます。
誰を残すかを選べるわけではありません。下げる前に、不要なスタッフアカウントを自分で整理しておきます。
プランを変更する手順
プランの画面を開く
Shopifyの管理画面で「設定」から「プラン」に進みます。今のプランと請求サイクル、予定している変更が表示されます。
プランを選ぶ
「プランを変更」を押し、変えたいプランを選びます。
請求サイクルを選んで登録する
月払いか年払いかを選び、請求の説明を確認して「サブスクリプションを登録」を押します。
プランを変えられるのは、ストアオーナーか、プランを管理する権限を持つスタッフです。Plusに上げるときは、身分証明書による本人確認も求められます。
現地価格が始まる前に作ったストアは、日本の料金に切り替えられます
公式ヘルプでは、現地価格が始まる前に作ったストアは、今と同じプランを現地価格で選び直すと、現地の料金に切り替えられるとしています。手順はプランの変更と同じで、前のプランの料金は日割りで差し引かれます。
出典:Shopify(Shopifyサブスクリプションプランの現地価格)/Shopify(各料金プランの最大ユーザー数)
やめるとき、休みたいときの扱い
Shopifyのプランを解約するには、ストアを無効化します。無効化すると月額の支払いが止まり、管理画面に入れなくなります。公式ヘルプによると、ストアの情報は再開に備えて2年間保存されます。
解約するときは、次の3点を確認してください。
解約の前に確認すること
- 支払い済みのプランの料金は、残りの期間があっても返金されない
- アプリの料金はShopifyのプランとは別に請求されるため、アプリのサブスクリプションも解約する
- ストアを一時的に休むためのPause and Buildプランは、新規では申し込めない
出典:Shopify(料金プランに関するよくある質問)/Shopify(料金プランと請求の概要)
休む方法がないため、売れない時期にも月額はかかり続けます。たとえば年に数か月だけ販売する季節商品なら、月払いのBasicで販売期間だけ使う方法と、年払いで通年使う方法の総額を、上の継続月数の表で比べてください。
Shopify以外のサービスと月額や手数料を比べたい場合は、BASEとの比較記事で月商別に計算しています。
関連記事BASEとShopifyの比較|月商別の総額と乗り換えコスト
まとめ
Shopifyのプラン選びで押さえること
- 新しく選べるのはBasic・Grow・Advanced・Plusの4つで、Starterは新規ストアでは選べない
- Basicではスタッフを追加できない。2人以上で管理画面に入るならGrow以上
- 配送業者のリアルタイム配送料や、海外の地域ごとの調整が必要ならAdvanced
- 年払いは1年分の一括前払いで、Basicなら10か月以上続けると月払いより安い
- 年払いから月払いに戻せるのは、年払いの1年が終わったとき
- 上のプランへの変更はすぐ有効で日割り。下のプランへの変更は請求サイクルの終わりに有効
Shopifyのプランは、ひとりで運営するならBasicで十分です。まずは3日間の無料体験と月額150円の3か月を使って、ストアを作り、続けられるかを確かめてください。続けると決めた時点で年払いを検討し、人数や配送の必要が出てきた時点でプランを上げる順番が、いちばん無駄がありません。
金額と機能はいずれも2026年11月6日時点の公式ページの記載です。料金体系は改定されることがあるため、契約前にShopifyの料金ページで確認してください。